GENOME Journal

(厚労科研)「国民が安心してゲノム医療を受けるための社会実現に向けた倫理社会的課題抽出と社会環境整備」研究班

♪「ゲノム医療と難病」主催の先生方よりメッセージ♪

第2回 ゲノム交流会「ゲノム医療と難病」を主催して下さる先生方より自己紹介とメッセージをいただきました♪


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後藤 雄一(ごとう ゆういち)
東京都小平市にある国立精神・神経医療研究センターで研究と診療をしています。
かれこれ30年以上、ミトコンドリア病の治療法開発をめざして「遺伝子やゲノム」を用いた方法を活用しています。病院では遺伝カウンセリングも担当しています。


「遺伝子の変化によっておきる病気を理解して、新しい対応法を考えるには、まず遺伝子の変化を正確に捉えることが出発点です。ゲノムとは遺伝子全体のことを意味しますが、その中でも病気と直接関わる遺伝子や病気と関連がありそうな遺伝子を知る方法が発展してきました。このような方法を活用する医療をゲノム医療と言いますが、それだけで病気全体を理解したり、治療できることにはなりません。市民や患者の皆様にゲノム医療の現状を正しく理解していただくお手伝いをしたいと思います。」






 

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難波 栄二(なんば えいじ)
鳥取大学研究推進機構/同医学部附属病院遺伝子診療科に所属しています。難病領域の遺伝学的検査、脆弱X症候群の患者レジストリー、ライソゾーム病のシャペロン療法の開発などに取り組んでいます。


「難病には多くの病気があり、最近治療法が開発されてきている病気もありますが、診断がつかない病気や治療法のない病気が多いのが現状です。今回のゲノム交流会では、難病においてのゲノム医療の現状、遺伝子を用いた診断(遺伝学的診断)などの情報共有や議論ができればと思います。また、ゲノム情報の保護や利用についての考えもゲノム交流会を通してお聞きできればと思います。」


 

 



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川目 裕(かわめ ひろし)
東京慈恵会医科大附属病院 遺伝診療部門に所属し、専門分野は小児遺伝、遺伝カウンセリング、Dysmorphologyです。

 

「ほとんどすべての診療で用いられるようになった私たちのゲノム情報(遺伝情報)には、不変性、予測性、共有性、不確実性という特徴があります。そのゲノム情報と疾患の関係、医療医おける役割や遺伝子診断について、さらには「遺伝カウンセリング」とは何か、皆様と話し合いができればと思います。よろしくお願いします。」


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今回、交流会を企画して下さっている先生方のメッセージはいかがでしたか?
ゲノム交流会を通じて、市民、患者の皆様と交流を考えてくださっています。
ゲノム医療や難病は難しいイメージがございますが、ひとつひとつ一緒に学び、考えて行きませんか?皆様のご参加お待ちしております。

参加してくださる先生方のご紹介、第2弾は近日中にアップしますね♪

参加申込はこちらから↓ 先着順なのでお早めにお申込みください

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